2021年度
生協推奨パソコンのご案内

先生方からのご推薦

多田 英明 先生法学部 法律学科 教授将来のためにパソコンを使いこなそう

情報化社会の今日、パソコンを使いこなせること(コンピュータ・リテラシー)は生活していく上での必須技能と言っても過言ではありません。日常生活のさまざまな場面で、パソコンを使いこなせるか否かで、必要な情報へのアクセス量が大きく変わります。

皆さんの普段の生活では、パソコンがなくても、スマートフォンがあれば大半のことができるかと思いますが、大学生活ではパソコンが必要となる場面が多々あります。皆さんは入学後、今年受講する授業の履修登録をすることになりますが、東洋大学ではインターネットを利用した登録方法が採られています。授業開始後は、レポート作成が課題として出される授業もあることでしょう。レポート作成に際しては、インターネットを利用した情報の検索、図書館でのデータベースを利用した文献検索が必要になる場合もあると思いますし、レポート執筆についてもパソコンの使用が求められることもあるでしょう。さらには、レポートの提出方法として、電子メールによる提出を指定する先生もあることと思います。

就職活動についても、自分の志望する業界・会社研究の際の情報収集、エントリーシートの記入・提出など、パソコンが使えなければ就職活動も始まりません。また、就職してからも、ワープロソフト・表計算ソフトを利用した文書作成、プレゼンテーションソフトを利用した資料作成、電子メールによる連絡など、パソコン技能が業務上必須で、パソコンができないと仕事にならない場合が多いと思います。また、ブラインドタッチ(キーボードを見ないで入力すること)ができるか否かで仕事の能率も大きく変わってきます。

これまであまりパソコンを使ってこなかった皆さんは、大学に入学したこの機会に是非パソコンを始め、時間の余裕のある学生時代にコンピュータ・リテラシーを修得できるよう努めてください。パソコンが皆さんの世界を広げてくれるでしょう。

須田 将司 先生文学部 教育学科 教授「知」を生み出していく人になるために

それら「知」の集積・発信の場となっている大学では、これを支えるためにICT(情報通信技術)を活用することが不可欠となっています。東洋大学では近年、PC室の拡充はもとより、図書館内でPCを使用してネット検索ができる「無線LANコーナー」や、自主的にゼミ・サークル活動が行える「グループ学習室」が整備されました。

みなさんの先輩たちは、これらを活用し、まさに「総合的な学習経験」を積み、「創造的思考力」を高めています。私はそうした学生の姿をまぶしく見つめる一人です。新入生のみなさんも是非、学びのツールとして自分専用のPCをもち、「知」を生み出していく人になってほしいと願っています。

大学生協は、長年「学びと成長」をテーマに大学生と大学教育の発展に貢献した組織です。そのノウハウに支えられ、「大学生にとって必要なPCとは何か」という視点から仕上げられた大学生協推薦のPCは、きっとみなさんを「知」を生み出す主体者にぐっと近づけてくれることでしょう。

澁澤 健太郎 先生経済学部 総合政策学科 教授社会での適切な情報機器利用を学ぶ

企業の多くが効率化を求め、情報化を促進していますが、オフィスを覗いてみれば社員の机上には多くのパソコンが開かれています。

本学では既に履修やレポート提出、出欠もWEBで行い休講情報もネットで確認できるようになっています。スマートフォンはコミュニケーションやゲーム利用には大変便利ですが、たとえばゼミ活動において頻繁に行われるプレゼンテーションやディベートなどに適していません。また就職活動においても同様のことが言えると思います。

余談ですが、パソコン購入で考えなければならないことはサポートです。ネットで価格比較することは簡単ですが、機器類は故障することがあります。身近なところでサポートを受けられるという点においても大学生協は推薦できます。

海野 敏 先生社会学部 メディアコミュニケーション学科 教授なぜ大学でパソコンの習得が必要か

生まれたときからデジタルメディアに囲まれている世代を「デジタルネイティブ」と言います。若い頃からスマホ(スマートフォン)を使いこなし、ソーシャルメディアで動画を楽しみ、友人とのショートメッセージの交換を当たり前に行える世代です。いまや小学生もインターネットでゲームをする時代です。

しかし、いま大学では、スマホは社会人と同じように使いこなせるのに、パソコンをうまく使えないデジタルネイティブが問題となっています。キーボードを打ったり、マウスを使ってソフトを操作したりするのが苦手の新入生が増えているのです。

大学の学びにおいては、パソコンではできるけれども、スマホでできないことがたくさんあります。例えば、指定された書式で文書を作成して印刷する、数値データを入力して表やグラフを作成する、資料を集めてデータベースを作るなどです。2020年度から小学校で必修化された「プログラミング」も、パソコンがなければ学べません。オンライン授業も、スマホでは効率的な受講ができません。

まもなくAI(人工知能)の技術が社会のいたるところで利用されるようになります。社会の情報化はますます進みます。AIによって、スマホ、パソコンはやがて形態も機能も変わってゆくでしょう。そのような新しい時代で社会人として活躍するために、ぜひ大学時代にパソコンを使いこなす力を身につけ、ICT(情報通信技術)のセンスを磨いて下さい。

荒巻 俊也 先生国際学部 国際地域学科 教授Myパソコンを持って世界にでよう

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。期待や希望、あるいは若干の不安を抱きながら、この日を迎えられたことと思います。

ところで、高校まで行ってきた学習とこれからの大学での学習について、何が違ってくると思っていますか。高校までは、決められたカリキュラムに沿って教科書にでてくることを学び、それに対応する問題を解く、というのが主たる学習だったのではないかと思います。もちろん、大学の授業でも教科書が指定されるものもありますし、筆記試験では与えられた問題を解く必要があります。しかし、多くの学習では、講義やゼミで与えられたテーマに対して、自分で情報を収集し、それを分析、整理し、さらに他人が理解できるように報告書や発表資料という形でまとめていく、といった作業をしていくことになります。

その際に必要になるのがパソコンですよね。最近はスマートフォンでも情報収集などかなりの作業はできてしまいますが、例えばインターネット上で得られたデータをダウンロードして自分で分析加工して、レポートや発表資料に貼り付けるなんてことは、小さい画面のスマートフォンでは難しいところもあるかと思います。

ホームページの情報だけでなく、新聞記事やいろいろな雑誌も大学のサービスを使えばパソコン上で見ることができますし、オンライン授業ではインターネットで配信された資料を確認しながら,授業動画を視聴することもでてくるかと思います。大学で学んでいくうえで必要な作業がパソコン1台で完結してしまいます。

ところで、なんとなくパソコンが苦手と思っている方もいるのではないかと思います。パソコンが得意な人が、自分でさっとグラフを作ってレポートに貼りこんだり、あっという間にきれいなチラシや発表資料を作ったりするのをうらやましく思っている方もいるのでは。どうすれば、パソコンを得意になれるのでしょうか。

私はMyパソコンを持つことが早道だと思っています。なぜなら、自分で使いやすいようにカスタマイズでき,自由に使える専用パソコンがあれば、きっとパソコンに触る機会は増えますよね。パソコンに多く触って、いろいろなことを試行錯誤することがパソコンを使いこなすことにつながります。ポストコロナの社会では情報機器をさまざまな形で使いこなせることが求められるのかと思います。是非自分だけのMyパソコンを手に入れて、いろんな使い方を試してみてください。

個人的には持ち運びしやすいノートパソコンをお薦めします。私が所属する国際学部では、海外留学や研修が必須となっています。他の学部に入学される方も、留学や研修、ボランティアなど海外での活動に参加してみたいと思っている方もいらっしゃるかと思います。留学や研修先では、当然レポートを書いたり、発表資料を作ったりしなければなりません。現地でパソコンを借りてみても当然日本語は使えません。そう考えるとやっぱり持ち運びがしやすいMyノートパソコンを持っておく方がよさそうですね。ただし、特に海外では盗難などに合わないように十分に気をつけてくださいね。

柏樹 良 先生ライフデザイン学部 人間環境デザイン学科 准教授皆さんは大学の課題やレポート作成をどのように行っていますか?

ライフデザイン学部では情報教室にPCを設置し、演習課題作成やレポート作成などに充分対応できるよう、すべてのPCに必要なソフトウエアも多数導入しています。学部としては今後も機器の性能向上やソフトウエアの充実に努力し、皆さんに情報教室を有効に活用してもらい勉学に役立てて欲しいと考えています。しかし、各学科専攻とも課題の提出時期が重なっていたり、特に卒業論文や卒業制作の時期ともなると、この情報教室も大変混み合ってしまいます。また、大学の情報教室は時間の制限がありますので、自分のペースで作業を進めることが難しい場合もあります。つまり自分自身の研究や制作に時間を気にせずじっくりと取り組める環境を早めに整えておくことは今後の学生生活を充実させるためにとても大切なこととなります。いざ、自分のPCを手に入れてもインターネットの閲覧とメールだけではスマートフォンの方が便利でしょう。

PCを使用する目的は課題、レポートの作成にあるわけですからそれらを作成するためのソフトウエアが必要になります。大学の情報教室のPCに導入されているソフトウエアはMicrosoft Officeのようなドキュメント作成の基本的なものからデータ解析用のソフトウエアまで、また人間環境デザイン学科ではイラストレイターに代表されるAdobe社の各種専門ソフト、製図や模型作成のための2D/3DCADソフトまで各種演習に必要十分なソフトウェアが導入されています。ですが、これらのソフトウエアは高価なものが多く、今までは学生がPCを購入してもソフトウエアの購入までは及ばないとの声が聞かれました。このことについては近年まで学部としても苦慮していましたが、幸いその状況が大きく変化しつつあります。大学に導入されている2D/3DCADソフトのほとんどは学生に対する無料版のサービスが開始されており、Adobe社のソフトウエアも販売方法の変更によって学生向けに求めやすい価格になってきました。数年前と比較すると学生にとってソフトウエア導入の経済的負担は下がってきており良い環境が整ってきているといえます。

毎年新入生の皆さんへ、東洋大学生活協同組合が個人向けのノートPCの提案をして下さっています。4年間のセキュリティ対策ソフトもあらかじめ備わっており、更に、4年間の大学生活でパソコンを酷使することを想定して、4年間のメーカー保証(一般的には1年)、不慮の事故による破損に備えた4年間の動産保険までついています。故障の際にも大学内にある生協にて修理に出せることも朝霞キャンパスの学生に配慮された内容となっています。自宅でじっくりと課題やレポートに掛ける時間を確保していこうと考えるのであれば、この機会に個人用のPCの購入を検討してみてはどうでしょうか。

佐野 勇司 先生理工学部 電気電子情報工学科 教授生協からのパソコン購入検討の勧め

新入生の皆さま、ご入学おめでとうございます。大学の各手続きや授業の予復習には家庭用のPCの使用が不可欠です。電気電子情報工学科では必修科目の「コンピュータプログラミングA」および「情報処理基礎」で家庭用PCが必要となります。

また、大多数の学生が履修する「電気電子情報工学概論」と「物理学実験」のレポート作成においても早期にPC使用になれておくべきです。

PCの購入に際しては、国内大学の団体購入により量販店に勝るコストパフォーマンスを誇る大学生協の商品をまずご検討ください。ご存知の通り授業で使う基本ソフトは学内で無料インストールできます。これらのことを含めた学生事情全般に生協は精通していますので、購入後の数々のサポートにおいても力強い味方になってくれます。

もちろん、ソフトも含めて高価なPC購入に際しては、生協以外を含めた広い情報収集が必要になります。皆さんも一度は勉強の意味も含めて、自分や友達などとPCについて検討してみてください。

長いようで短いキャンパスライフです。いろいろなことに挑戦するなどして、実り多いものにしていきましょう!

大塚 佳臣 先生総合情報学部 総合情報学科 教授有意義な大学生活を送るために自分専用のパソコンを手にしよう
■スマホだけで大学生活を戦えるか

スマートフォンは、少し前のパソコンと同等以上の性能と機能を持つようになり、日常生活における情報収集やコミュニケーション、さらには、動画視聴、ゲームなどの娯楽はスマートフォン1つで済むようになりました。だから、パソコンはいらない、と思うかもしれません。

■なぜパソコンが必要か

大学でのレポート作成や卒業研究では、文理を問わず、図表やグラフも使います。そういった作業はパソコンでないとできません。 また、コロナ禍にあって、大学ではオンライン授業が対面授業と並行して実施されます。オンライン授業を受講する上ではパソコンが必要になってきます。

■自分専用のパソコンは必要か

大学では、PC教室や図書館のパソコンが使用可能です。また、自宅に家族共用のパソコンがあれば、それを使って授業の課題やレポート作成を行うこともできますがも、自分の好きな時間に使い、作業効率を高める上でも、自分の必要な環境が整えられる自分専用のパソコンがあったほうがいいです。

■生協のパソコンの性能は過剰か

最近は、パソコンが3万円台から購入可能で、生協で紹介している商品は高く感じると思いますが、プログラミングやデータ分析はもちろんのこと、画像・映像編集、アプリ制作を行う上では、生協で推奨している商品レベルの処理能力を持つパソコンが必要になります。また、オンライン授業を快適に視聴する上では、パソコンの処理能力が重要になります。

大学生活を送るにあたり、パソコンは不可欠なものです。また、社会人になったあとにも、パソコン操作の能力は必須です。もし、自分専用のパソコンが手元にないのであれば、思い切って購入することをお勧めします。